[PR]解禁!サクラのいない直メなび:※男女タダで遊べる、大人のためのコミュ

略奪者
(仏・03)

監督/ルイ=パスカル・クーヴレール
出演/ジャン=ユーグ・アングラード、ヨアキム・デ・アルメイダ、サガモア・ステヴナン

  黒海を臨むモロッコの砂漠地帯。空港から砂金の強奪に成功したノア、シモン、ハーヴェイ、ヴィクターの4人は、ハーヴェイが運転するトレーラーで砂漠を超えた場所にある海岸を目指していた。そこでブローカー組織と接触し、奪った砂金を現金に替える計画だ。しかし、道程は険しく、警察の追跡をかわし、砂嵐、悪路を突破しなければならない。さらに4人は分け前を巡って対立、いつ誰がどう裏切るかわからない状況に陥る。待ち受ける難関と一触即発の人間関係を孕み、トレーラーは爆走する。些細なことが原因でハーヴェイは頭のおかしな殺し屋シモンを殺した。3人になった一味は大型タンクローリーに乗り換える。暴力的なハーヴェイとキレ者のノアはいがみ合うが、お互いを必要としていた。砂漠を走破するには一流ドライバーであるハーヴェイのドライビング・テクニックが不可欠で、目的地を知っているのはノアだけだった。ノアは機転を利かせた小細工でハーヴェイと彼の助手ヴィクターを仲たがいさせる。敵の敵は味方式で手を組んだノアとヴィクターはハーヴェイをハメて砂漠に置き去りにした。目的地までの残す道程はヴィクターでも任せられるとノアはふんだ。一方、ハーヴェイは偶然通りかかったレッカー・トラックに救われた。ハーヴェイは速攻でトラックを奪い、ノアたちを追跡する。さまざまな困難が待ち受ける砂漠。信じられるのは自分のみ。欲望をむき出しにした男たちの砂金争奪レースがエスカレートしていく。
 と、なんともシンプルなストーリーではある。砂金強奪シーンはオープニングで端折り気味に軽く説明される程度で、全編が砂金の争奪戦になっている。カーアクションと男たちの出し抜き合戦のテンポが良く、最初から最後までダレるずに観れる。
 本作がデビューとなるルイ=パスカル・クーヴレールなる新鋭監督もそうなのだが、ここ最近、CFや音楽系PVの世界から映画界に転向した監督が多い。そのテの監督は映像にいちいちこだわる。この映画も『バクダット・カフェ』ばりに綺麗な映像が随所に盛り込まれている。空の色が不自然なカットの多さも目立つ。一歩間違えばヴィジュアル重視のイメージビデオまがいのダサい映画になっていた可能性もある。過度に人工的な映像は生身のアクションが持つリアルさを削ってしまうことがあるが、この映画は単なるヴィジュアル映画で終わっていない。粗暴なキャラクター、トレーラーのタフな走り、荒涼とした砂漠が、この映画をパワフルでワイルドにさせている。人物と同じぐらい存在感があるタンクローリーは『マッドマックス2』に登場したのと同じMACK製。巨体を跳ねさせながら凸凹の泥道や砂漠の中を走る。大きなトレーラーが柔らかい砂の上を走れば自重によってスタックしそうだが、そんなことはお構いなしでガンガン走りまわる。登場人物とマシンにガッツが吹き込まれており、気取った映像とのバランスがうまく保たれているような気がする。
 もともとフランス映画には疎いので、キャスト陣は誰も知らない。ハーヴェイ役のジャン=ユーグ・アングラードすら知らなかった。金髪ウニ頭のパンキッシュなオヤジぶりが見事。ハーヴェイがあまりに凶悪なので、対立するノアが善人に見えてくる。ノアを演じる、ばんばひろふみに似ているヨアキム・デ・アルメイダがイイ。ラスト近くでのハーヴェイとノアが意地をかけて決闘するシーンがカッコいい。

【VIGILANTEへ戻る】


[PR]生年月日で2010年運命占い:初回無料!貴女の悩みを占い師に相談